【幸せ老犬生活】老犬とのコミュニケーションを見直して快適な生活へ
【幸せ老犬生活】コミュニケーションを見直そう
シニアになった愛犬と新しい関係を築こう
犬との生活が長くなると、コミュニケーションが希薄になりがちですよね。
最近、正面から愛犬を見たことがありますか?目を見て話しかける機会が減っていませんか?
思いあたるふしがあるとすれば、犬は淋しい思いをしているはずです。
シニアになると寝ている時間が多くなったり外出する機会が減ったりで、犬は楽しみが少なくなります。
飼い主さんと接することは、犬にとってなによりも楽しい時間。
接し方しだいでボケてしまったり、寝たきりになったりしてしまうこともあるのです。加えて、ふれあう時間が少なければ、異変を見逃しがち。
年をとるほど健康チェックを兼ねて体をさわってあげる時間を多くとりましょう。
飼い主さんにとっても、愛犬がやんちゃな頃とはまた違った、穏やかで楽しいふれあいタイムになるはずです。
コミュニケーションのポイント
たくさん話しかける。
犬がつまらなそうにしていたら、たくさん話しかけてあげましょう。ときには犬の目を見て話しかけることも心がけてください。
また、年をとれば聴力や視カが衰えてくるので、犬の近くまで行き、やさしく話しかけてあげます。
体にさわって健康チェック
人間でも「タッチング」の効果は実証されていますが、犬も同じです。ふれられることで血行が促進されたり、安心感をおぼえたりします。
健康チェックにもなるので、体をくまなくさわる習慣をつけましょう。
昔できたことをやってみる
体の機能が衰えてくれば、昔は簡単にできたことができなくなります。でもあきらめずに、ときどき「お手」などにも挑戦してみましょう。
そこでできなくてもほめてあげることが大切です。
ほめることを忘れずに
昔のようにしつけとして怒る機会は減らしても、正しくないことは正しくないと、きちんと教えましょう。
また、ほめる機会も少なくなりますが、ほめることは忘れないでください。
ときにはサプライズを!
毎日同じことの繰り返しでは、犬が飽きてしまいます。ときには新しいおもちゃをあげたり、新しい場所に連れて行ってあげましょう。
寝たきりになってしまっても、犬はきっとうれしいと感じているはずです。
ここも知りたい!「分離不安」ってなに?
分離不安とは、飼い主さんと離れると犬が不安になり、吠えたり、排せつに失敗をしたりと、問題行動を起こしてしまうこと。
犬がシニアになると不安な要素が増えるため、分離不安になるケースが増えるのです。
飼い主さんは日頃から「かまいすぎ」に注意し、お互いの時間をつくるように心がけてください。
ただし毎日コミュニケーションを十分にとり、甘えさせてあげる時間はつくりましょう。
まとめ
コミュニケーション見直しでシニアの愛犬との関係を築こう。
犬との生活が長くなるとコミュニケーションが薄れがちですので、愛犬の目を見て話すことやたくさん話しかけることが大切です。
寝ている時間が増えたり外出が減ったりするシニア犬にとって、飼い主との接触が楽しみであり、健康チェックも兼ねて体を触れる時間を作ることが重要になります。
ほめることやサプライズも忘れずに。また、分離不安はシニア犬に増える問題行動であるため、お互いの時間を大切にし、コミュニケーションを十分に取りながら甘えさせる時間を作りましょう。