【幸せ老犬生活】住まい環境を見直そう

住まい環境を見直そう

犬が安全で、安心できる空間にしよう

住まい環境を改善するうえでもっとも大切なキーワードは「ケガをさせない空間にする」ということです。

歩くときに足がもたついたり、視力が衰えたりすれば、家の中でもケガをする危険性が高まります。

部屋をきれいに片づけることはもちろんですが、危険を最小限にした部屋のレイアウトを考えましょう。

目が見えなくなると、今までの感覚やにおいをたよりに部屋の中を移動するので、レイアウト変更はなるべく避けてあげたいもの。

ですから元気なうちに、シニアに合った部屋に模様がえすることをおすすめします。

また、安心してゆっくり休めるスペースをつくってあげることも大切です。人が来ない静かなところでは犬が淋しがるので、家族がよく集まる場所に寝床を確保してあげてください。

危険ゾーンを改善しよう

犬が特にケガをしやすい場所は、以下のとおり。シニアになるとケガの治りが遅いので、未然にケガを防ぐことが重要です。

爪がひっかからないような敷き物にする。

足腰が弱くなると、力が入らずに転倒してしまい、ケガをしてしまうことが多くなります。

滑りやすいフローリングには、滑らないようにマットをしいて対処しましょう。

ただし、爪がひっかかると転倒の原因になるので、毛足が短い素材を選ぶのもポイント。タイルカーペットなどがおすすめです。犬の足裏の毛をカットするのも、転倒予防になります。

段差

踏み台を置き、上り下りをスムーズに

玄関など段差の上り下りがスムーズにできなくなったら、踏み台などを置いてあげます。

ただし不安定なものだとかえって危険なので、安定感のあるものを選びましょう。

階段

上り下りができないようにフェンスを置く。

階段から転倒すれば、骨折して寝たきりになってしまう危険性もあります。

ちょっと足がおぼつかなくなったら、上りと下りの両方に柵などを置き、使用できないようにします。

タオルなどでおおってケガを予防

家具は最小限にし、動けるスペースを確保してあげることがケガの予防になります。

また、ぶつかってケガをしないように家具の角をタオルや気泡シートでおおい、角をなくしましょう。

+出血してしまったときは

傷口を水で洗い、傷口をガーゼや清潔な布などで押さえます。血が止まらなければ受診を!

ケガをしないように生活エリアを制限するのも一案

あまりに動き回ってしまうのであれば、生活エリアを制限するのもひとつの方法です。留守番をさせるときだけでもかまいません。

かわいそうだと思っても、ケガをしてしまうほうがもっと大変です。大き目のサークルなどで囲いましょう。

居心地のよい寝床を

一日の大半を寝て過ごすシニア犬。安心して長時間くつろげる、お気に入りの寝床を用意してあげましょう。

ベッドを選ぶなら低反発ベッドがおすすめ

犬の体に合わせた、クッション性のある寝心地がよいベッドを選んであげましょう。洗濯できる素材を選び、つねに清潔に保つことも大切です。

いちばんおすすめなのは、低反発マット。価格は普通のベッドよりも若干高めですが、床ずれができにくく、寝たきりになってしまったときにも使用できます。

ベッドは気温差が少なく、いつも飼い主さんが目の届く場所に配置してあげましょう。

トイレを行きやすい場所に置く

年をとるとトイレが近くなります。また、歩くのがおっくうでトイレに間に合わずに失敗してしまうこともあります。

よくいる場所の近くにトイレを置く

犬がよくいる場所の近くにトイレを置けば、間に合わずに失敗するというケースが少なくなります。

行動範囲が広ければ、柵をつけたりして、行動範囲を制限するとよいでしょう。

外でしかできない犬は、今後、散歩に行けなくなる可能性もあるので、室内でできるようにトレーニングすることをおすすめします。

暑さ寒さ対策を万全に

シニアになると、暑さや寒さが苦手になります。体調も崩しやすくなるので、温度管理にも気を配りましょう。

冬の過ごさせ方

エアコンを使用してもよいですが、暑くなったらほかの場所に移動できるようにしてあげましょう。

寝床の下に断熱材や毛布などをしいたり、ゆたんぽを使用すればかなり暖かくなるはずです。ホットカーペットは低温やけどをすることがあるので控えます。ストーブ事故にも注意しましょう。

  • エアコンは23°Cくらいの設定に
  • 加湿器を置く
  • ベッドの下に断熱材や毛布をしく
  • 暑くなったら移動できるようにする

夏の過ごさせ方

暑くなればエアコンは必須ですが、冷えすぎにも注意を。温度は高めに設定し、扇風機などで空気を循環させるとよいでしょう。

寝床は西日があたる場所や直射日光があたる場所は避けます。水をよく飲ませることも忘れずに!

  • エアコンは25~28°Cのドライ設定にする
  • 西日や直射日光があたる場所は避ける
  • 扇風機を回し、風通しをよくする
  • 寝床にクールマットなどをしく
  • 水分補給をマメにする。

外飼いは、室内飼いを検討して

体力が衰えたシニア犬が外で生活するのは、かなりのリスクがあります。可能であれば、室内飼いを考えましょう。

寝るときだけでも室内に入れてあげましょう

気温差がない室内のほうが、病気のリスクが低くなります。また、いつもそばにいれば愛犬の異変にも気づけるので、室内飼いにすることをおすすめします。

どうしても難しければ、寝るときだけでも玄関に入れてあげましょう。急に室内に入れても慣れない場合があるので、最初は少しの時間にして時間をかけて慣らします。